・初心者おすすめの紅葉登山がしたい。
・紅葉の穴場スポットを知りたい。
・東北で紅葉がきれいな山を探している。
・おすすめの山行プランが知りたい。
このような疑問にお答えします。
本記事を読むと、三ツ石山の紅葉登山のことが具体的に分かるようになります。
紅葉登山の選択肢が増えて、きっと毎年秋になるのが待ち遠しくなりますよ。
そして東北の山が身近に感じられるようになります。
この機会に、ぜひ秋の紅葉登山の幅を広げましょう。
<本記事の信頼性>
・筆者は登山歴9年。
・日本百名山を80座登った実績があります。
・最近東北の山登りにも挑戦しています。
栗駒山とならぶ紅葉登山の名所、三ツ石山
三ツ石山は、栗駒山とならぶ東北の紅葉登山の名所のひとつです。
栗駒山の紅葉登山についての記事はこちらをご覧ください。↓
僕は9年ほど登山をやっていますが、恥ずかしながら、最近まで三ツ石山のことは知りませんでした。
登山雑誌の紅葉特集で知ったのがきっかけで、2019年の秋に登ったばかりです。
この山の特徴は、栗駒山と同じように山全体が色鮮やかに紅葉することです。
下の写真を見てください。
三ツ石山の山頂付近からの眺めです。
雑誌のなどの写真はたいてい色が補正されていたりしますが、この写真はなんの脚色もしていません。
何も考えず、ただシャッターを切った結果がこれです。
涸沢の紅葉と同じように、被写体があまりにも美しすぎるので、ズブの素人の僕でもこんなにきれいな写真が撮れてしまうんです😁
こんな景色、一度自分の目で見てみたいと思いませんか?
三ツ石山の場所ですが、岩手県の八幡平市から雫石町にかけてに位置しています。
日本百名山の岩手山と八幡平のちょうどあいだにあります。
ふたつの山の縦走路の途中という言い方もできます。
紅葉は、北アルプスの涸沢にも行ったし、栗駒山にも行ったという人は、ぜひ今度は三ツ石山まで足を伸ばしてみてください。
涸沢のように人が多すぎないのも魅力ですよ。
網張温泉から展望リフトに乗ってのんびりと登ろう
次にどうやって登るかですが、僕は網張温泉から登ることをおすすめしておきます。
展望リフトを乗り継いで、比較的楽に登ることができるからです。
もうひとつ、松川温泉から登る方法もありますが、網張温泉の方が駐車場も広いし、売店やトイレなどの施設も充実しているので、なにかと安心ですよね。
網張温泉の展望リフトは全部で3つあり、すべて乗り継いで第3リフトを降りれば、あとは稜線歩きです。
多少のアップダウンはありますが、山頂まで2時間30分程度です。
大まかな登山行程は、下記リンク先の休暇村岩手網張温泉のパンフレットを見てみてください。
https://www.qkamura.or.jp/cms/booklet/05260003/20180613170308.pdf
楽な日帰り登山の部類ですよね。
さて、肝心の紅葉ですが、リフトを降りた段階では大した景色は広がっていません。
こんな感じです。
アレ、期待外れかも、と思うかもしれませんが、心配しないでください。
三ツ石山の紅葉は、山頂付近に広がる絶景が見ものですから。
僕もそうでしたが、不安な気持ちはあっても山頂には絶景が待っていることを信じて、最後まで登りきりましょう😃
下山したら温泉に入って温まろう
三ツ石山は、岩手山と八幡平のちょうどあいだくらいにあるとお伝えしました。
岩手山も八幡平も活火山です。
ということは、この辺り一帯は、温泉の宝庫なんです😆
三ツ石山から近いところは、松川温泉と網張温泉。
松川温泉は、先ほどからお伝えしている網張温泉とは、三ツ石山を挟んでちょうど反対側にあります。
松川温泉側から登る場合におすすめします。
松川温泉の特徴はなんといっても、ものものしい雰囲気にあります。
太い鉄パイプが幾重にも張り巡らされ、そこらじゅうで白い煙が立ち込めています。
そして、ものすごい硫黄臭。
何があるのかというと、地熱発電所です。
別に怪しい施設があるわけではありません😅
ふつふつとお湯が湧いてくる感じがたまらなくいいので、ぜひ一度行ってみてください。
僕が実際に入った温泉は、湯量が豊富すぎて、洗い場に蛇口がないほどでした。
そして、もうひとつの網張温泉ですが、松川温泉ほどの特色はありません。
ただし、設備が充実しています。
「国民休暇村岩手網張温泉」をはじめ、キャンプ場、スキー場などがあり、一年中レジャーを楽しむことができます。
ちなみに、網張温泉という変わった名前は、江戸時代に、勝手に入浴ができないように温泉に網が張られていたことに由来するそうです。
1300年もの歴史がある名湯といわれているので、ぜひお立ち寄りください。
福田パンへGO!
山に登って温泉にもつかってさっぱりしたら、あとは食事ですよね。
岩手といえば、わんこそばやじゃじゃ麺、盛岡冷麺あたりが有名かと思います。
せっかく岩手まで行ったならば、ぜひそれらのものを食べるといいでしょう。
ただ、それよりも僕がおすすめしたいのは、福田パン🥖です。
コッペパンが専門のお店のことです。
選ぶのに迷うくらい多いメニューのなかからトッピングを選んで、注文するスタイルです。
毎日、行列の絶えない人気店です。
行くと分かりますが、日本全国からお客さんが来ています。
僕が行ったときは、名古屋ナンバーの車が停まっていましたよ😦
福田パンについては、注文の仕方など多くのポイントがあります。
チイキイロさんの記事に詳しく書かれていますので、気になる方はどうぞ。
とはいえ、盛岡まで行って山に登って温泉に入って、さらにパン屋にまで行くとなると、けっこう大変ですよね。
そこで、関東圏に住んでいる人に朗報です。
福田パンで修行を積んだ方が、その味を受け継いで開いたパン屋さんが、なんと東京にあるんです。
吉田パンといいます。
福田パンと比べると規模は小さくトッピングの数も少ないですが、福田パンの風を感じることはできます。
亀有と北千住にあります。
詳細は、吉田パンのホームページをご覧ください。
三ツ石山へのアクセス方法
さて、最後に三ツ石山へのアクセス方法について書いておきます。
松川温泉ではなく、網張温泉の登山口に行く場合です。
おおざっぱに言うと、公共交通機関で行くなら盛岡駅が、マイカーなら東北自動車道盛岡インターが起点になります。
<公共交通機関>
JR東北新幹線盛岡駅から岩手県交通バス網張温泉行きに乗り、終点の網張温泉下車後、徒歩2分で登山口到着。
空路で岩手花巻空港や仙台空港まで来る場合も、一旦盛岡駅まで行くことになります。
※ちなみに、盛岡駅からは、岩手山、八幡平、早池峰山などへ行くことができるので、百名山を登っている人は何度かお世話になるかと思います。
<マイカー>
東北自動車道盛岡インターをおりて、小岩井農場まきば園経由で、休暇村岩手網張温泉まで約23キロ。
休暇村には無料の大きな駐車場があり、早い時間に行けば、駐車できないということはないと思います。
遠方からだと運転は大変ですが、公共交通機関と違って、時間に拘束されることがないので、個人的にはマイカーで行く方が好きです。それに下山後にいろいろと寄り道ができるのも、マイカーならではですよね。
まとめ
今回は三ツ石山の紅葉登山について書いてみました。
東北の紅葉登山というと、どうしても栗駒山がフォーカスされることが多いようですが、もう少し視点を広げて三ツ石山にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
休暇村網張温泉のパンフレットは下記リンクから見ることができますので、山行計画の参考にしてみてください。
https://www.qkamura.or.jp/cms/booklet/05260003/20180613170308.pdf
では、今回はこの辺で。
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