【雪の大谷】おすすめの服装と持ち物を徹底解説【5月】

北アルプス
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毎年4月から6月ころまで立山で開催される雪の大谷。

大きな雪の壁の間を観光バスが通っていくダイナミックな光景。

春になると、よく駅の広告などで見かけるアレです。

まだ行ったことがなくて、これから雪の大谷に行こうと考えている人がいると思います。

普通の観光とは少し違うので、どんな服装で行けばいいのかが分かりづらいですよね。

本記事では、以下のような疑問を解決できるように丁寧に解説していきます。

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・5月に立山の雪の大谷に行きたいけど、どんな服装で行けばいいのか分からない

・雪の大谷は雪の壁と言われるくらいだから、本気の雪山なんじゃないかと心配

・行き方や注意点を知っておきたい

ぜひ最後までお読みください。

<本記事の信頼性>

・筆者は登山歴9年。

・日本百名山を80座登った実績があります。

・背伸びをしない文章を心がけています。

5月の雪の大谷におすすめの服装はコレ

いきなり結論ですが、5月に雪の大谷を見に行く場合のおすすめの服装はざっとこんな感じです。

  • ダウンジャケットやコート
  • 暖かい長ズボン
  • ニット帽
  • 手袋
  • ハイカットのブーツ
  • サングラス
  • 日焼け止めクリーム

【ダウンジャケットやコート】

5月の立山は、都会にいる時の真冬と同じだと思ってください。

突然の吹雪などにも対応できるように、できればフード付きのものを着て行くといいでしょう。

個人的には重量が軽くて動きやすいダウンジャケットをおすすめします。

【暖かい長ズボン】

上半身ほどではありませんが、下半身もしっかりとした防寒対策が必要です。

ウールなどの暖かい素材の厚手のズボンがおすすめです。

裏起毛が施されたものもいいですね。

【ニット帽】

体内の熱の相当量は、頭から抜けていくといわれます。

体温の保温効果を高めるためにも、帽子を被りましょう。

しかも雪山なので風が強いことも考えられます。

強い風でも飛ばされにくく、耳も覆えるようなニット帽があると何かと安心ですよ。

【手袋】

足先、指先などが寒さに弱い人は手袋が必須です。

ポケットに手を突っ込んで歩くと、雪道では特に危険です。

簡易的なものでもいいので、手袋は用意していきましょう。

【ハイカットのブーツ】

くるぶしが露出してしまうスニーカーよりは、足首まで覆ってくれるハイカットブーツを履いて行くといいでしょう。

靴の底はグリップが効く滑りにくい素材のものがいいです。

なぜなら室堂平を散策すると雪の道を歩くことになりますので、靴の中に雪が入りにくいハイカットの靴の方がいいというわけです。

【サングラス】

本格的なものでなくてもいいので、サングラスは持参しましょう。

あるとなしでは大違いです。

必要な理由は後述します。

【日焼け止めクリーム】

クリームタイプのものでも液状タイプのものでも何でもいいです。

とにかく日焼け対策を怠らないこと。

サングラスとセットで持って行きましょう。

理由は後述します。

サングラスがないとキツい【ほぼ必須】

先ほどおすすめの服装として、サングラスを入れておきました。

サングラスはおすすめというよりは、ほぼ必須だと思ってください。

5月ころの立山室堂周辺は、雪を削った雪の大谷以外の部分は、ほぼ一面が雪の世界です。

一般的にスキーやスノボに行ったことがある人なら分かると思いますが、雪面からの太陽の照り返しは、生半可なものではありません。

何の対策もしないと、眩しいのが気になりすぎて、散策どころではなくなってしまいます。

また曇りの場合でも、地面が白いと意外と眩しいです。

天候に関係なく、サングラスは持って行った方がいいでしょう。

ここで疑問が湧いてくる人がいるかもしれません。

目が悪くて普段コンタクトレンズではなく眼鏡をかけている人はどうしたらいいでしょうか。

まさに僕がそうでした。

僕はアウトドアショップで、眼鏡のレンズの上からサングラスのレンズの部分だけをつけるタイプのものを購入しました。

確か3,000円くらいだったかと思います。

サングラスの部分を上下に上げ下げすることができる優れものです。

少々汚い言い方をすると、トイレの便座の蓋を上げ下げするようなイメージです(笑)

眩しい時はサングラスのレンズを下ろし、暗いところに行ったら、レンズを上げて普通の眼鏡の状態にするといった感じです。

このタイプのサングラスは、車の運転の時にとても重宝しますよ。

あと、服を重ね着するみたいに眼鏡の上から覆い被さるようにかけるサングラスもあります。

花粉症対策の大型の眼鏡がそのままサングラスになったような感じ、といえば分かりやすいかもしれません。

かなりゴツいので、あまりおすすめはしませんが。

最後にもうひとつ、度付きのサングラスを新調するのもひとつの手かと。

最近は大手の眼鏡量販店でも、低価格で度付きのサングラスを作ることができます。

ただし、低価格帯の商品なので、サングラスというよりは色眼鏡と言った方が、正確かもしれません。

日焼け止めクリームは必須【しないと後悔します】

サングラスとともに忘れてはいけないのが、日焼け対策です。

5月の立山は冬山なんだから日焼けなんて関係ないのでは、って思っていませんか。

もしそう思っているなら、考えを改めた方がいいですよ。

むしろ真夏より日焼けしやすいと思っていた方がいいでしょう。

サングラスのところでお話をしたように、地面からの太陽の照り返しが半端なく強いからです。

では、日焼け対策をしないとどうなるか。

僕の過去の苦い経験をお話しすると、顔一面が真っ赤にただれるように腫れあがりました。

まさに5月のゴールデンウィークのことです。

夏や秋の立山には何度も行ったことがあり、立山のことは結構知っていると思い込んでいた僕は、完全に痛い目に遭いました。

立山で日焼けをしたのがたまたまゴールデンウィークの前半だったということもあり、次の仕事まで時間があいていたのが幸いしたのは言うまでもありません。

毎日コンビニに行っては冷凍のペットボトル飲料を買い→顔に当てて日焼け箇所を冷やす→やけどに効く化粧水を塗るの繰り返しでした。

あなたがこんな悲惨な目に遭わないようにするためにも、雪の大谷開催中の立山に行く時は、必ず日焼け止めクリームを顔全体に塗って、しっかりと対策をしてください。

帽子を被ってても地面からの照り返しで顔が日焼けしますので、重々心得ておいてください。

というわけで、サングラス以上に大切なのが、日焼け対策でした。

くどいようですが、忘れないでくださいね。

日焼け止めグッズですよ。

5月の立山は冬山の世界

5月の雪の大谷におすすめの服装は、上記のような感じでした。

少しはイメージが湧いたでしょうか。

つまり真冬並みの服装が必須だということです。

雪の大谷が見られる立山室堂は、標高2400メートルを超える高所。

ゴールデンウィークあたりだと、まだ朝の気温が氷点下になる完全な雪山の世界です。

登山をする人なら分かりますが、3,000メートル級の山々が連なる北アルプスは、11月から5月ころまでは冬山です。

5月といえども天気が悪いと雪が降りますし、荒れると吹雪にもなります。

冬も越してさあ行楽シーズンだといって、のんきに出かけてしまうと、大変なことになるのでくれぐれも注意してください。

天候が荒れてしまうと、雪の大谷まで連れて行ってくれるバスのダイヤが乱れたり、場合によっては、運行が中止になることもあります。

雪の大谷に行く際は、先に行く日程を決めてしまうのではなく、できる限り天候のいいに合わせて行くのがポイントです。

ぜひ参考にしてみてください。

【おまけ】雪の大谷の期間中は雷鳥を見つけやすい

最後におまけです。

せっかく雪の大谷の時期に立山に行くなら、ぜひ雷鳥を見て帰りましょう。

国の特別天然記念物に指定されている雷鳥は、絶滅危惧種とされていますが、立山にはおよそ300羽も生息しているといわれます。

北アルプスにいる雷鳥の1割が、ここ立山にいるそうです。

立山は、雷鳥を見に行く絶好のスポットなわけです。

普段、雷鳥はハイマツなどの植物の中に隠れていることが多いです。

でも、5月の立山は一面雪景色なので、雷鳥が隠れるハイマツは雪の中です。

つまり雷鳥が隠れる場所がない。

ということは、雷鳥を目撃する可能性がグッと上がるわけです。

頻出ポイントは、ずばりミクリガ池温泉周辺です。

ミクリガ池温泉は、室堂バスターミナルを室堂平方面に出て、20〜30分ほど歩くと着きます。

では着いたら、どこを探せばいいのでしょうか。

簡単です。

人が集まっているところを探してください。

そこには大抵雷鳥がいるはずです。

立山に観光に来る人は雷鳥が大好きなので、室堂平で人が集まっているところには雷鳥がいる確率がとても高いです。

僕がゴールデンウィークに立山に行った時もまったく同じ状況でした。

ミクリガ池温泉付近に多くの人が集まっていたので、近づいてみたところ、雷鳥の群れがいました。

冬から春先にかけての雷鳥は、羽根が白いので雪と同化して見つけにくいのですが、人が多い集まっているおかげで実はけっこう簡単に見つけることができます。

ということで、雪の大谷に行ったら、ぜひ雷鳥探しの散策にも出かけてみてください。

もちろん雷鳥も野生の生き物ですから、必ず出会えるわけではありませんので悪しからず。

まとめ

今回は5月に立山の雪の大谷を見に行く際のおすすめの服装について解説してみました。

5月といえども立山は標高2400メートルを超える高所なので、真冬並みの服装で行く必要がありましたね。

フード付きのダウンジャケットやコートはもちろんのこと、サングラスや日焼け止めクリームを持って行くべきだということを何度も強調しておきました。

雪の積もった地面からの太陽の照り返しは目にも肌にも良くないので、万全な対策をして雪の大谷の観光にのぞみましょう。

あと、せっかくなので余裕があれば雷鳥探しの散策にもぜひ出かけてみてください。

<ガイドツアーのすすめ>

自分だけでは雪の大谷に行くのが自信がない
という人は、ガイドツアーをうまく
利用しましょう。

ガイドツアーは天候に柔軟に対応できない
などのデメリットはありますが、
現地までの交通手段や宿発施設などの手配を
してくれます。

また旅行中の見どころを教えてくれたり
個人旅行では気がつかないことのアドバイスを
もらえたりしてメリットはかなり大きいです。

クラブツーリズムはガイドツアーを
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