登山中でもやっぱりコロナ対策としてマスクを付けた方がいいの?
登山中に少しでも快適にマスクをする方法はないの?
こんな疑問にお答えします。
<本記事の信頼性>
・筆者は登山歴9年。
・日本百名山を80座登った実績があります。
・背伸びをしない文章を心がけています。
山での感染予防はどこでするか
新型コロナウィルス感染拡大予防対策もすっかり定着して、緊急事態宣言も解除されましたが、依然ウィルスの感染はなくなる気配がありません。
そんな中、登山に行く場合のコロナ対策は、どのようにしたらいいのでしょうか。
ケースごとに見ていきましょう。
アクセス途中
普段の通勤・通学中は、ほとんどの人がマスクをしたりアルコール消毒をしたりとコロナ対策をしているはずです。
登山の際の家から山へのアクセス途中でも同じです。
電車での移動はもちろんのこと、車での移動であっても高速道路のサービスエリアで売店やトイレを利用するでしょう。
また山に入る前にコンビニに入って食料や水分を調達する人も多いはずです。
なので、山への行き帰りの途中でも、マスクの着用やアルコール消毒は、普段と同じようにすべきですよね。
ただし、1点だけ注意が必要なことがあります。
基本的に普段の生活と同じ様に行動していればいいのですが、地域によっては登山自粛を要請していたりと、実際にはその土地独自の事情があったりします。
登山前に行く先の情報収集を慎重にしておいた方がいいでしょう。
登山道でのすれ違い
では、実際に登山をしている最中はどうでしょうか。
登山道も不特定多数の人が行き交う道であることは変わりません。
基本的にはコロナ対策として、口や鼻の周辺をガードした方がいいのは間違いありませんが、周りに人がいないことが多いのも確かです。
それに登山道では密閉された空間というものは存在しません。
なので、それほど神経質になる必要はありません。
注意すべきは、
「追い越し」や「すれ違い」です。
登山道で人とすれ違う時はあいさつすることが多いので、そういう時はマスクなどで感染予防をする必要が出てくるかと思います。
マスクなどをいつでも装着できるように準備をしておいて、人が近づいてきた時は着用するというのが、スマートなやり方です。
感染の可能性うんぬんを議論するよりも、お互いが気持ちよく登山をできるようにするための最低限のマナーと考えておけばいいでしょう。
休憩場所
登山をしていると、必ず何度かは休憩をします。
それもベンチなどが設置してある休憩ポイントで。
当然そこには人が集まります。
なので、休憩場所でも必然的にコロナ対策は必要になってきます。
・周りの人とは十分な距離を保つ。
・できるだけ会話は控える。
・長時間の休憩はしない。
単純にこれらのことを実行するだけでも、効果はあるはずです。
屋外であっても人が集まる場所では、気をつけたいですよね。
山小屋の中
一番気になるのは、山小屋での過ごし方になるかと思います。
いわゆる「三密」が問題になるからです。
いろんな山小屋のホームページを見てみると分かりますが、どこの小屋も独自の基準でコロナ対策を講じているようです。
完全予約制にしたり、宿泊人数を大幅に減らしたり、そもそも営業自体を見合わせたりと、対応はさまざまです。
基本的には、山小屋の方針に従えば問題はないです。
調べる限りでは、どこの小屋も十分すぎるほど慎重に対応をしようとしているからです。
一応、どこの山小屋に泊まっても使えるコロナ対策を挙げておきます。
・小屋の中ではマスクを着用する。
・寝具(シュラフ)を持っていく。
・シュラフがないならインナーシーツで代用する。
・消毒用のアルコール類を持っていく。
・食事や就寝時間以外はなるべく小屋の外で過ごす。
夏の登山にマスクは向かない
コロナ対策として普段の生活ではマスクを着用することが常識になっていますが、登山の場合はどうでしょうか。
マスクをして登山をした経験のある人なら分かると思いますが、実際のところ、かなり無理ゲー感がありますよね。
登り始めてしばらくすると次第に息も上がってきます。
するとマスクの中の空気が薄くなり、「呼吸困難」気味になります。
そして、コレに追い討ちをかけるように、ものすごい「暑さ」がやってきます。
呼吸困難と暑さのダブルパンチです。
こんな状態で山を登り続けるのは、やっぱり非現実的ですよね。
そこでネットで調べてみると、こんな記事を見つけました。
イラストレイターで漫画家の鈴木みきさんのブログです。
山登りの漫画が有名なので、知ってる人は多いですよね。
そこで紹介されているのが、マスクにメガネホルダーをつけるというもの。
マスクをしない時は、マスクを首からぶら下げておけるという優れものです😁
小休止でドリンクを飲んだりする時に、いちいちマスクの置き場に困らなくて済みそうです。
それに知らない間にマスクを道に落としてしまうという心配もなくなります。
ナイスなアイデア👍ですね。
よかったら参考にしてみてください。
マスクの代わりになるもの
先ほどご紹介した鈴木みきさんが提案するマスクにメガネホルダーを付けるというのは、かなりいいアイデアだと思います。
でも、どうでしょう・・・
正直、作るのが面倒くさくないですか?
実際、僕は面倒と思う派です😅
なので、マスクの代わりになるものはないか、調べてみました。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
まずは、「フェイスカバー」です。
ランニングやサイクリングなど、スポーツをすることを前提に作られた商品も多いので、使いやすいです。
しかも吸汗速乾性に優れたものや冷感効果のある商品を選ぶとなお快適に登山ができそうです。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
次は「バフ」です。
分かりやすく言えば、
生地の薄いネックウォーマーのことです。
普段は首に通しておき、必要に応じて生地を鼻の上まで伸ばすといった使い方がおすすめです。
またバフは伸縮性に優れているので、帽子としても使うことができます。
頭にかぶると、見た目はターバンみたいな感じです。
防寒具として、マスクの代わりとして、そして帽子としても使えるので、とても便利ですよ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
そしてもうひとつが、「吸汗速乾スポーツタオル」です。
僕はマスクの代わりにコレを使っています。
普段は首の周りを覆うように縛って垂らしておき、必要に応じて生地を上に上げて鼻までガードして使います。
登山をしているととにかく汗をかくので、汗を吸ってくれるスポーツタオルが僕は一番好きです。
しかも、冷感効果のある生地なので、生地が汗を吸うと特にヒンヤリして気持ちがいいんです。
登山では何かとタオルを使う機会が多いので、重宝するはずですよ。
あなたも一緒に使ってみませんか。
ハッカ水で快適に乗り切ろう
首からぶら下げられるマスクや、フェイスカバー、スポーツタオルなど、普通のマスクに代わるものを紹介してきました。
では、これらをさらに快適に使える方法はないかと考えました。
例えば、「ハッカ水」を吹きかけるというのがオススメです。
僕も試しにやってみましたが、清涼感がさらに増してかなり快適でしたよ。
ハッカ水は、ハッカ油を水で薄めたものです。
ハッカ油は、デパートの北海道物産展やアンテナショップなんかで売っているコレです。
登山用品店でも消臭・虫除けコーナーに置いてありますよ。
作り方は、ハッカ油1滴に対して水20〜30ml程度で薄めるだけです。
4〜5日くらいはもちます。
ちなみにこれにエタノールを足してあげると、さらにモチが良くなるようです。
ハッカ水の匂いや清涼感の持続性は長くないですが、スプレー容器に入れて持ち歩くと、いつでも新鮮な気分になれるのでオススメです。
ぜひ試してみてください。
まとめ
いかがでしたか。
今回は登山をする際のコロナ対策について解説してきました。
登山中にずっと鼻や口を塞いでいると、呼吸困難になるしとても暑くなるので、終始マスクをしたまま登山をするのは現実的ではないということをお伝えしました。
あくまで人とすれ違う時や人が多く集まる場所で休憩をする時に、適宜マスクなどをすればいいということでしたね。
そして、マスクが使いにくいなら、その代わりになるバフやフェイスカバーを利用するというのも賢い選択でしたよね。
あと、ハッカ油を水で薄めた「ハッカ水」を吹きかけるという裏技もご紹介しました。
すっかり登山もノビノビとできない世の中になってしまいましたが、少しでも快適に山登りができるように、一緒にコロナ対策を考えていきましょう。
今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
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