【あなたでも登れる】北アルプス燕岳に初心者が登るために知っておくべきこと

初心者

燕岳は日本百名山にこそ含まれていませんが、「北アルプスの女王」と称されるだけあり、その優美な山容は多くの登山者の心を魅了してやみません。

そして、「北アルプス入門の山」とも言われるため、少しばかりの登山経験のある人ならそろそろ登ってみたいと思うことも多いのではないでしょうか。

この記事は、燕岳に登ろうとしているけど自分でも登れるか心配な人や、事前に情報を仕入れておきたい人向けに書いています。

<この記事の信頼性>

・筆者は登山歴9年。

・これまで日本百名山をガイドやツアーなしで80座登った実績があります。

・背伸びをしない分かりやすい文章を心がけています。

初心者が燕岳に登る前に知っておきたいこと

燕山荘の前から見る槍ヶ岳

北アルプスの山と聞くと何だかハードルが高く感じるかもしれませんが、実は燕岳は、毎年のように地元の学校登山でも登られています。

つまり、登山初心者の人でも登れてしまう山でもあります。

では、実際に初心者が登るとどうなのか。

そのあたりの具体的な話をしていきます。

結論から言うと、燕岳に登るために必要なことは2つだけです。

ポイント

①急勾配で段差が大きい登山道に負けない

②大きい標高差に負けない

急勾配で段差が大きい登山道

まず登山道ですが、合戦尾根の道は大変よく整備されています。

燕岳の登山口は中房温泉にあり、合戦尾根と呼ばれる登山道を登るのが一般的です。

登山口をスタートすると、50分おきに休憩にちょうどいいベンチが設置されています。

ベンチごとに小休止をはさみながら登ると、登山初心者でも無理なく登ることができます。

ただひとつ押さえておきたいのが、合戦尾根は「勾配がキツくしかも段差が大きい」ということです。

では、登山経験の浅い人がこの様な登山道を歩くとどうなるか。

登りは、長時間急な登山道を登りつづける筋力と持久力がないため、次第に足が上がらなくなってきます。

一方下りでは、段差が大きいので、膝を痛める人が多くなります。

もしそういった不安を少しでも減らして登りたいというのであれば、やはり事前のトレーニングが必要になります。

登山をするための体づくりがまだできていない人は、今日からでもすぐに始めましょう。

→登山をする体を作るために普段からできるトレーニングについては、こちらの記事でまとめていますので、あわせてお読みください。

標高差が大きい

次に知っておきたいことは、標高差についてです。

登山口の中房温泉から燕岳山頂までは、1300m以上の標高差があります。

コースタイムで登ったとしたら、これをおよそ5時間で登ることになります。

つまり、短時間で一気に標高を上げることになります。

一気に標高を上げるということは、高山病になるリスクが高くなるということです。

富士山に置き換えてみると分かりやすいかもしれません。

富士山の富士宮ルートの5合目から山頂までは、標高差1350メートル、コースタイムは5時間半です。

似てますね。

富士山に登ったことがある人なら分かると思いますが、一気に標高を上げると簡単に高山病になります。

燕岳に登る場合も同じことが起こりやすいということです。

とにかく急がずにゆっくりと登っていくことが大切です。

それと小まめに十分な水分補給も高山病予防には欠かせません。

→高山病の予防や対策については、こちらの記事でまとめていますので、あわせてお読みください。

燕岳に登ろう

コマクサ

初心者が燕岳に登る前に知っておくべきポイントを解説しましたので、次は具体的に登る準備をしましょう。

登山靴を用意しよう

登山をするうえで最も重要となるアイテムは、登山靴です。

当たり前の話ですが、登山靴を履かないと登れない山というのはありません。

登山をするのに登山靴はどうしても必要ですか?

という質問をよく見かけるので、はじめに断っておきます。

でも、登山靴を履かないで登山をすることは、どう考えてもオススメできません。

なぜなら、怪我をするリスクが高くなるからです。

もし山の中で骨折でもしたら、自力で下山することができなくなります。

つまり、遭難です。

ここまで説明しても、登山靴を履くことにためらいを感じる人にもう一度説明します。

気の根っこや岩、砂利がゴロゴロとした登山道の上をスニーカーなどの普通の運動靴を履いて歩くと、足元がぐらつき重心がとてもブレやすいのでつまずきやすくなります。

そうすると、そのうち足をひねり、運が悪いと骨折するなんてことにもなりかねません。

1日に何時間も舗装されていない道を歩けば、必ず一回くらいは足をひねります。

実在、私も登山靴を履いてなかったら、骨折してただろうなと思ったことは何度もありました。

靴底が硬くて足首まで靴で固定してくれる登山靴を履いていて良かったと、あなたも必ず思うはずです。

ですので、燕岳に登るのなら必ず登山靴を履きましょう。

ただ、今後もずっと登山をするか分からないので登山靴を買うのをためらうという人は、レンタルするという選択肢もあります。

最近はインターネットで簡単に登山用品のレンタルができますので、便利ですね。

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登山道具のレンタルなら【やまどうぐレンタル屋】

事前に練習でいくつかの山に登っておこう

登山初心者の人が燕岳に登りたいのなら、事前にトレーニングをしましょうという話を先ほどしました。

これももちろんやった方がいいのですが、それ以上に大切なのが、実際に山に登るということです。

実際に登山の経験を積むことが、一番のトレーニング方法です。

燕岳に登るためのトレーニングにオススメの山は、以下の通りです。

まったくの登山初心者の人なら高尾山から、ある程度経験のある人なら最初から塔ノ岳に登るといった具合で登ってみるといいですよ。

  • 高尾山・・・山に登ることに慣れる
  • 筑波山・・・山に登ることに慣れる
  • 大山・・・少し長く登ることに慣れる
  • 丹沢塔ノ岳・・長時間標高差がある山に登る

別の記事でも紹介していますが、富士山に登るために練習をするのにいい山と重なります。

やはり、燕岳は富士山とどこか似ていると思います。

休日前は少しでも早く登山口に着くべし

多くの人は週末や連休に登山をするかと思います。

それは燕岳も同じで、休日前になると大変な混雑をみせます。

燕岳山頂のそばにある燕山荘の収容人数が600人規模であることを考えると、ある程度の想像がつきますよね。

ここで悩ましいのが、登山客の多さに比べて登山口の駐車場がとても狭いということです。

登山口まで徒歩圏内にある駐車場の収容台数は、合計で120台です。

出典:燕山荘

駐車場に入れない場合は、好ましくはありませんが路肩に駐車することになります。

そうならないためにも、できる限り早く登山口の駐車場に到着するようにしてください。

週末の仕事は早めに切り上げて、最速で中房温泉に向かうイメージです。

早ければ早いほどいいです。

あと、登山口までの道路についても少し触れておきます。

最後まで舗装された道路を走ることができますが、途中から林道になります。

林道は道幅が狭く、すれ違いが困難な場合もありますので、予め頭に入れておいた方がいいですよ。

行きの夜中はいいのですが、下山後の帰り道は場合によっては何度も対向車とのすれ違いで苦労することになります。

駐車場の問題や林道の道幅の狭さが気になるという人は、登山口まで連れて行ってくれる直行バスを利用するのがいいでしょう。

私も初めて燕岳に登った時は、バスで登山口まで行きました。

登山経験の浅い人は、山道の運転にもあまり慣れていないことが多いと思いますので、その点からもツアーやバスで行くと、初めての人でもハードルがかなり低くなりますよ。

初心者なら燕山荘に泊まるのが絶対にオススメ

最後は、宿泊についてです。

燕岳は初心者でも日帰りで登れますか、という質問がよくあります。

結論からいうと、登れます。

コースタイムは登りで6時間、下りで4時間ほどです。

朝の夜明けとともに出発すれば、夕方には下山できる計算です。

でも、せっかく燕岳に登るのなら、一度はぜひ燕山荘に泊まってみましょう。

燕山荘は、泊まってみたい山小屋1位にも選ばれたことのある山小屋です。

スタッフの方々のホスピタリティあふれる接客やおいしい食事、オーナーによる名物のアルペンホルンの演奏、選ぶのに困るほど豊富なお土産たちなどなど、魅力たっぷりの山小屋です。

ここに泊まればきっと山小屋が大好きになりますよ。

そして何より燕山荘の前からの景色は最高にきれいです。

槍ヶ岳をはじめとした北アルプスの大パノラマはまさに絶景です。

日帰りですぐに下山してしまうのは、あまりにももったいないです。

お酒やコーヒーを飲みながら、ゆっくりと堪能してください。

まとめ

最後におさらいです。

燕岳に登る前に押さえておくことは2つです。

ポイント

①急勾配で段差が大きい登山道に負けない

②大きい標高差に負けない

この2つのことに負けないためには、トレーニングをしてください。

普段からできる簡単なトレーニングと実際に山に登るトレーニングです。

そして実際に燕岳に登ることになれば、必ず登山靴を履きましょう。

アクセス方法については、車の運転が心配なら、ツアーやバスで行くのがオススメです。

また、せっかく燕岳に登るのなら、日帰りではなくぜひ燕山荘に泊まって贅沢な時間を味わいましょう。

いかがでしたか。

これであなたも燕岳に登ってみようという気になりましたよね😆

ぜひ感動の燕岳登山を楽しんできてください❗️

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