こんにちは。
今回は「時差登山」について書いてみました。
コロナの自粛で身体がなまってしまって、登山を再開するにもどうしようか迷っている人はいませんか?
緊急事態宣言が解除されて越境もできるようになったけど、でもやっぱりまだ遠くの山には行きづらいと考えてしまいますよね。
本記事を最後まで読んでいただくと、ひとまず近場の山から動いてみようという気になります。
また、少し違った休みの過ごし方ができるようになります。
<本記事の信頼性>
・筆者は登山歴9年。
・日本百名山をガイドやツアーなしで80座登った実績があります。
・背伸びをしない分かりやすい文章を心がけています。
コロナ自粛でなまった体には「時差登山」がおすすめ
2020年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で登山も自粛ムードが漂っています。
本記事執筆している2020年6月末時点では非常事態宣言も解除されて、都道府県をまたぐいわゆる越境も可能にはなりました。
ただそれでもなお山小屋の営業は縮小または延期というところが多いのが現状です。
登山自粛で体は確実になまり、久しぶりの登山をしても体がついてこないという人が多いはずです。
こんな時におすすめしたいのが、ご近所の山の「時差」登山です。
朝や夕方に時間をずらして人混みを避けて登るという方法です。
なぜご近所の山なのか
では時差登山をするにあたって、久々に登る山はどこがいいか。
それはご近所の山に限ります。
関東なら高尾山や筑波山、関西なら六甲山といったところです。
これまでの自粛生活により、登山はおろか外出もままならない状態がしばらく続いていました。
登山で鍛えた体は1ヶ月くらい山に登らなくてもそれほど衰えないということは、登山経験がある程度ある人なら経験上知っていることです。
でも、2〜3ヶ月もの間山に登らないというのは、あまり経験することがないはずです。
実際、緊急事態宣言が解除されて登山を再開した人の中には、久々の登山で体力の衰えを強く感じた人が多くいます。
なので今の時期は、標高の高い山に行きたい気持ちをグッと抑えて、ご近所の登り慣れた低山にトレーニングを兼ねて登ることおすすめします。
実際にそういう山に登ってみると、初心に帰ることができるし改めて発見できることが多くて、とても新鮮な気持ちになることができますよ。
例えば、ダイエットのために食事を制限したり、調味料などをできる限りかけずに質素な食事をしばらく続けていると、食材そのものの味を改めてしみじみと感じられるといった感じです。
それが山だと木々の香りや鳥のさえずり、沢の流れなど、山に登ると当たり前に接していたものが、改めて心地よく感じられますよ。
たとえご近所の低山であっても。
だからしばらくの間は、北アルプスなどの高山に行けなくても、実際は意外と満足することができるんです。
自然と向き合う感覚をもう一度取り戻しましょう^_^
時間をずらして登る
時差登山というくらいなので、時間をずらして登るのがおすすめです。
具体的には早朝に登り始めたり、夕方に登り始めて日没までに下山するといった感じです。
時間をずらす理由は2つだけです。
ひとつは登山者の多い日中を避けることで、人混みの中を歩くことをしなくてよくなるからです。
ご近所の山の登山となると、観光客が多く日中には人の列が途絶えることなく延々と続きます。
登りも下りもです。
コロナウイルスの感染拡大がまだ収束していない今の時期だと、多くの人とのすれ違いはやはり気を使います。
僕も登山中は人が多いところでは、マスクやフェイスマスクをしています。
でもそんなストレスは少しでも減らしたいですよね。
だから時間をずらすことが重要になります。
そして時間をずらすもうひとつの理由は、暑さを回避して涼しく登るためです。
ご近所の山は、冬山をやらない人にとっては、オフシーズン中のトレーニングの山として利用している人が多いはずです。
僕も基本的に冬山はやらないので、冬の間は主にトレーニングとして、高尾山に登っています。
そんな山を夏の時期に登るとなると、どうでしょう。
やっぱり暑いですよね。
だから、できる限り気温の高い時間帯を避けて登るようにするわけです。
人混みを避けることと涼しい時間に少しでも快適に歩く。
この2つが時間をずらして山に登る理由です。
早朝登山がおすすめ
時差登山でおすすめしたいのは、やはり早朝登山です。
登山をやる人なら、夜中に移動して夜明けとともに登り始める人が多いので、それほど難しいことではないですよね。
早朝登山のメリットは、朝の涼しい時間に登山者が少ないなか登ることができることです。
このご時世、やはり登山道とはいえ人が多く集まるとなにかと気を遣います。
特に狭い登山道でのすれ違いや休憩場所では特に人が集まりやすくなります。
登山中は正直、できる限りマスクなどはしたくないものです。
その点早朝の人の少ない時間帯ならストレスが少なくて済みますよね。
ただしデメリットもあります。
たとえば、ご近所の山に登るためにいつものように暗いうちから移動できるだけのモチベーションが保てるかどうかということです。
3,000m峰や2〜3日かけて登る山ならばそれなりに気合いを入れて夜中から出かける気にもなりますが、いつでも登れる山だとなかなかそうもいきません。
そのあたりのことについては、仮に行かなかった場合のことを考えるといいです。
山に行くことを断念すると、また自粛生活の時のような運動不足で怠惰な生活をすることにならないですか?
メンタルの弱い僕は間違いなくそうなるので、自分を奮い立たせて真夜中に起きて高尾山などに出かけるようしています。
早く出かければ早く帰って来られるので、その後の時間を有意義に使えるというのもポイントです。
体を動かしてスッキリしてから街中を歩くと、周りを歩いている人よりも何だか多くの時間を自分は使えている気がして、得した気分になります。
ぜひ試してみてください。
夕方登山もかなりおすすめ
同じ時間をずらすということでも夕方にずらして山に登るとなるとまた少し様子が変わってきます。
実はこの記事を書いている前日の夕方に高尾山に登ってきました。
理由はお昼まで雨が降っていたからです。
あぁ、また何も運動をしないで終末が終わってしまう
といつものように思っていたところ、
ひらめいたんです😁
アレっ?
同じ時間をずらすんなら、別に朝じゃなくても夕方でも一緒なんじゃないかと。
午前中に街中で買い物などやりたいことを済ませて、1日の締めくくりに登山というのも実は悪くないんですよ。
早朝登山のように眠いところを頑張って早く起きる必要もないですしね。
しかも日曜日の夕方って、会社員の人ならみんな憂鬱になりますよね。
お昼過ぎまでは絶好調なのに、夕方ころになると急にメンタルが下り坂になったりしますよね?
そんな時はぜひ午後から山に登ってみてください。
もちろん標高の高い山は行けませんが、1,000m未満の低い山なら大抵2〜3時間もあれば登って降りてこれますよね。
気持ちよく汗をかいて家に戻ってきたら、あとはご飯を食べたりお酒を飲んでぐっすりと眠るだけ。
どうですか?
メンタルが下り坂に向かうよりもずっといい気がしませんか。
少なくとも僕はそう感じました。
だまされたと思って一度夕方登山を試してみてください。
もちろん日没までには下山することを見越して登ることが前提ですよ。
それと歩き慣れた山に行った方がいいということも付け加えておきます。
まとめ
いかがでしたか。
今回は時差登山について記事にしてみました。
もう夏も始まろうとしているのにたいして山に登れないのなら、とりあえず近所の登り慣れた山に時間をずらして登ることをおすすめしました。
涼しいし人も少ないのがメリットです。
夜明けとともに朝から登るのはもちろんのこと、1日の締めくくりに夕方から登るというのも案外おすすめです。
特に会社員のあなたが日曜日の夕方に山に登ると、気分が沈む前に盛り上がった状態で週末を終えることができますよ。
いいことがたくさんありますので、こんなご時世だからこそ時差登山を試してみてください。
今回はこのへんでおいとまします。
ではまた👋
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