今週の週末も特に何をするでもなく、家でゴロゴロしていて休めたのか疲れたのかよく分からないなぁ
趣味のひとつでもあれば、ちょっとは違うのかな。
また、月曜日がやってきちゃったなぁ。
また満員電車で通勤かよ。
会社に行ってもまた同じことの繰り返しで面白くないな。
あぁ、会社に行きたくないなぁ。
でも、会社を辞める勇気もないし、とりあえず今週も我慢するか。
まあ、我慢して真面目に仕事を続けていれば、そのうち何かが見えてくるに違いないし・・・
こんな風に日々、暮らしている人って結構多いんじゃないですか?
そんな人にはぜひ登山をおすすめします、という話をします。
この記事を最後まで読んでいただくと、「会社に行きたくない」という気持ちから少し前向きになりますので、お付き合いください。
会社に行きたくないと思ったらとりあえず山に登りましょう
会社勤めの労働者のみなさん
毎日のお仕事たいへんお疲れさまです。
私も会社勤めの労働者のひとりです。
毎日いろいろめんどくさいことが多くて大変ですよね。
- 無駄なのにやらなくちゃいけないこと
- なんだかイライラすること
- 明らかに理不尽なこと
- 苦手な同僚や上司のこと
- むずかしい案件がなかなか進まない
- 通勤電車が疲れる
などなどストレスがたまることは山ほどあると思います。
こんなことがたまってくると、
そのうち「あぁ会社に行きたくない」
と思い始める人も結構多いんじゃないかと思います。
でも、なかなか会社を辞められないのが現実ですよね。
会社員の場合、副業を始めたりするのもありだと思いますが、
・ひとまず休みの日くらいは現実逃避してみる
・とりあえず都会から脱出してみる
ということをしてみるのがいいですよ。
しかもどうせやるなら、とことんやってみて下さい。
そこでどうでしょう。
会社に行きたくないと思ったらとりあえず山に登りましょう、と私は言いたいです。
何もむずかしいことはありません。
ただ山に登るだけです。
健康な体と足があれば、誰でもすぐに始められますよ。
高尾山や筑波山くらいなら誰でも登れます。
最初は道具なんかも別に買わなくていいです。
今どき道具なんてレンタルだってできます。
初心者の人は冬や雨の日はやめたほうがいいですが。
私は登山を始めてかれこれ9年経ちます。
以前は何も趣味もなく、週末は何となく家でゴロゴロしていました。
たまに特に意味もなく買い物や旅行に行くというのが、休日の過ごし方だと思っていました。
でも、登山を始めてからは人生が180度変わりましたね。
ひとことで言えば、人生の幸福度がとても上がりました。
会社に行きたくないと思ったら、あなたもとりあえず山に登ってみませんか。
趣味がない、引きこもりの人、人付き合いが得意でない人は、山登りに向いています
趣味がない人
無趣味の人や引きこもりがちの人や人と集まって何かをやるのが得意でない人は、山登りに向いています。
始めてみると分かりますが、登山はいろんな要素があってとても奥が深いです。
登山は交通機関を使って目的地に行くので旅行のひとつともいえます。
また大自然の中に入って行くので、冒険ともいえるでしょう。
山の近くには温泉がたくさんあります。いろんな山に行くと、温泉に詳しくなったりもします。実際に温泉通の人よりもマニアックな温泉を知る機会はかなりあります。
食事だってそうです。いろんな地方の山に登れば、その土地の郷土料理に必ず出会うことになります。
自分は無趣味だからといって何もしていない人
誰かのユーチューブを見て疑似体験をして満足している人
いませんか?
無趣味の人はもともと普段の生活以外にストックがないので、伸びシロが無限にあるということを声を大にして言いたいです!!
私も以前はストックはゼロでした。
仕事以外に人に話をできるくらい打ち込んでいることは何もありませんでした。
それが登山を始めてから、
登山関連の雑誌や本を読みあさる
↓
登山洋品店に行って登山道具を集める
↓
レンタカーで登山を始める
(車に興味を持ちはじめる)
↓
テント泊を始める
↓
登山用テントでオートキャンプを始める
↓
オートキャンプの道具も買いはじめる
↓
マイカーを購入
↓
冬のランニング(体力維持のため)
といった感じで、趣味が広がりました。
会社員なので使えるお金は限られていますので、本当に少しずつですが、何もない状態からここまで休日にやれることが増えました。
もともと趣味の多い人は、ここまで一気には広がらないはずです。
無趣味の人は、登山を始めるのにとても向いているといえます。
引きこもりの人、人付き合いが得意でない人
どちらかというと引きこもりがちの人や人とワイワイやったりするのが得意でない人は、山登りに向いているといえます。
登山はアウトドアなスポーツなのでアクティブなイメージがあるのに、何だか矛盾しているような気がしますよね。
でも、実際に登山をしている人って、結構こういう人が多いです。
普段は人と話していても、相槌を打つだけでほとんど自分の意見を言わない人。
でも山の話になると、とても饒舌になる人。
山屋(やまや)の人は、こういう人多いです。
登山が趣味の知人は、普段はとても大人しいのに、山の話になる夢中になって何時間でも話ができます。
親戚にも、私が山をやるようになってから、急に会話が増えた普段は物静かな伯父がいます。
私だって、仕事では人と会ったり話はしますが、実際はあまり得意ではありません。
だから山に行くと、とても気持ちがいいです。無理に人と話す必要はないし、もし話したとしても山が好きな人であれば気楽に話ができます。
山登りを始めてからは、いわゆる「オタク」の人に対する見方が変わりました。
自分の好きなことに夢中になって、同じように好きなことをやっている人と話題や行動を共有するということが、どれだけ幸せなことなのかということが分かるようになりました。
引きこもりの人や人付き合いが苦手な人は、登山に向いていますし、実際にそういう人も多いので、山登りを始めてみませんか。
会社とはちがう別の世界を持つことができる様になります
登山をすると、会社とはちがう別の世界を持つことができるようになります。
どういうことかというと、仕事でつらいことがあっても、自分には会社とは別にちがう世界があるから大丈夫、と思えるようになるということです。
これって、会社員にとって結構大事なことです。
会社員をやっていると、昇進したりボーナスが増えたり給料が安定していたりしていいこともありますが、実際はうまくいかないことや逃げ出したいと思うことの方が多くないですか?
でも我慢して頑張りすぎるのはよくないです。
頑張りすぎると、ろくなことはありません。
- 頑張り過ぎると、思考が停止します。
- 思考が停止すると、事業主にとって都合のいい将棋の捨て駒になります。
- 知らないうちに心が病みます。
- 心が病むと冷静な判断ができなくなり、修正がきかなくなります。
どうですか?怖くないですか?
どうやら、会社員を続けるのであれば、頑張りすぎずに心の安定を保つことが重要なようですね。
話がズレましたが、登山をすると普段の仕事から完全に離れることができますし、ストレスのたまりやすい大都会からも逃避することができます。
つまり、会社とはちがう別の世界を自分の中に持つことができるというわけです。
そうすると、
・人生、仕事がすべてじゃない
・自分にはこんなに打ち込めることが他にもあるから大丈夫
と思えるようになります。
頑張りすぎなくて済むようになります。
そして心が安定して、バランスが保てるようになります。
「会社に行きたくない」という気持ちが、前向きな気持ちに少し変わってきますよね。
ハマると仕事とはちがうベクトルで目標を持てるようになります
登山にハマると、仕事とはちがうベクトルで目標を持てるようになります。
登山は段階を踏んでレベルアップをしていくスポーツです。
登山にハマると向上心が湧いてきて、さらにむずかしい山へ登りたいという欲求が出てきます。
次の山はどのように登ろうかと目標を立てるようになります。
高尾山に慣れたら次は関東近郊の標高の低い山へ
その次は2,000mを越える百名山へ
そこも登れるようになったら3,000m級の北アルプスへ
とどんどん夢は広がっていきます。
こうなってくるとしめたものです。
仕事とは全く別の新しいベクトルで、自分の中に目標ができあがっています。
目標ができると不思議なもので、これまで後ろ向きに考えていたことを前向きに考えられるようになります。
しかも学校の勉強のように義務ではないので、嫌々やるということもありません。
今までに経験をしたことのないフィールドで目標を決めてやっていくと、これまで味わうことのなかった達成感が得られます。
身も心もリフレッシュして、普段の仕事にもメリハリが出てくるようになります。
精神状態がとても良好になるはずです。
たとえ仕事でつらい時があっても、登山で大きな目標が達成できたから、この仕事も乗り越えられると自信がつくようになります。
登山にハマると、仕事とはちがうベクトルで目標を持てるようになります。
その効果は大きいので、ぜひこの機会に始めてみてください。
登山をすると、旅行と比べて旅の記憶が鮮明に残ります
登山をすると、旅行と比べて旅の記憶が鮮明に残ります。
なぜなら登山は旅行と比べて、内容が濃いからです。
では、なぜ登山は内容が濃くなるのでしょうか?
・命に関わる旅をするので、綿密な計画を立てるから
・旅行に比べると宿や食事の環境が良くないので、飢えを感じるから
この2点に尽きますね。
山に登るということは、常に遭難の危険にさらされるということです。
別に滑落をしなくても、怪我をして山中で身動きが取れなくなるだけでも、自力で下山できない限りは、即遭難ということになります。
厳しい言い方をすると、登山は命に関わる旅ということになるので、入山前に綿密な計画を立てる必要があるわけです。
一方、これが普通の旅行だったらどうでしょう?
有名なスポットや食べるところ、泊まる宿をチェックするぐらいじゃないですか?
チェックするにしてもそんなに真剣にはしないですよね?
(旅行好きの人はゴメンなさい)
別に命に関わらないので。
つまり、登山をすると入山前、そして入山してからも常に状況確認をするようになるので、自然とその道中の記憶が残るようになります。
また登山中に泊まる宿や食事は、普通の旅行からすると、環境が悪くあまり満足のいくものではありません。
確かに山の中でなんとか布団で寝られて、ちゃんと食事も取れる場合はとてもありがたいと感じるのですが、何日も山の中にいると次第に心と体が飢えてくるのが分かります。
飢えてくるとどうなるでしょうか?
とても敏感になるんですよ、コレが。
下山をして普段の生活に戻ると非常によく分かります。
普段食べているご飯て、こんなにおいしいんだ!
家の布団で寝られるのって、こんなに幸せなことなんだ!
毎日お風呂に入れることって、意外とすごいことじゃないか!
すぐに物が手に入ることって、こんなに便利なんだ!
このように感じられるということは、山で飢えていた生活のことをよく覚えているからです。
だから、山で飢えを感じるとその時のことが記憶に残りやすいのです。
ではどれくらい記憶に残るのでしょうか?
記憶に残るという意味では、一生残ります。
山で一度だけあった人のことを何年も経っても忘れないことは結構あります。
また上手くいけば1週間の半分は、山旅の余韻にひたることができます。
1週間の半分がいい気分で過ごせるようになるとしたら、どうです?
ちょっと得した気分になりませんか?
旅行もいいけど、登山をすると旅の記憶が鮮明に残って、幸福度が上がるのでおすすめです。
登山道具を買うのはまだ早いというのであれば、レンタルという選択肢もあります。
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