夏に登山をしていると、虫が寄ってきて集中して歩けないことって多いですよね。
登山をしていて、虫がまとわりついて不快な思いをしたことはありませんか?
息を吸い込んだら、そのまま虫が鼻や口の中に入ってきて、むせたことはありませんか?
虫除けスプレーも使ってみたけど、あまり効果がなくて、悩んでいませんか?
この記事では、虫除け対策として有効な虫除けネットについて、解説しています。
<この記事の信頼性>
- 筆者は登山歴9年です。
- これまでツアーやガイドを利用しないで、日本百名山を80座登ってきた実績があります。
- 背伸びをしないで、なるべく分かりやすい記事を書くように心がけています。
登山には虫除けネットが有効です
夏に登山をしていると、虫が顔のまわりにまとわりついて、不快な思いをした経験はありませんか?
いくら手で振り払っても、永遠とついてくるあのうっとうしい虫の大群。
何とかしたいとは思ってたけど、結局なにも対策をしないで、いつも虫に嫌気がさしている人、いますよね?
そんな人に朗報です!
こんな時は、黒い虫除けネットを頭から被るのをおすすめします。
な〜んだ、そんなことかぁ。
と思うかもしれませんが、コレがなかなかの優れものなんです。
ちなみに、虫除けネットを被っていると、初心者の人だけでなく、ベテランの登山者にもけっこう羨ましがられます。
それだけ穴場のアイテムだということがいえます。
で、被るとどうなるのか?
虫が寄り付かなくなるということは、ありません。
寄ってくる虫の数が減るわけでもありません。
でも、絶対に顔の上に虫が止まらなくなります。
鼻や口の中に入り込んでくることもなくなります。
最悪ハチが飛んできても、怖がることはありません。
直接肌に触れることはありませんので。
虫が多い山に行くと、終始虫につきまとわられます。
登山は歩く時間が長いので、これが続くと悲惨なことになります。
虫除けネットを被ると、いくら虫が寄ってきても気にならなくなるということはありませんが、大丈夫にはなります。
とても快適になるので、ぜひ試してみてください!
登山用品店に行けば、大抵置いてあります。
1500円程度で買えます。
サイズは関係ないので、ネットで買ってもいいですね。
ハットとの相性がいいです
虫除けネットは、ただ被ればいいのかというと、そうでもありません。
帽子も被らずに、直接ネットを被るとどうでしょう。
ネットが肌に直接触れてしまうので、虫がネットに止まると、やっぱり不快になります。
チクりとやられたら、肌に刺さりそうですよねぇ😅
虫除けネットの効果を最大限に引き出すには、帽子をかぶることに尽きます。
帽子もいろいろ種類がありますが、ハットが一番おすすめです。
ハットは360度ツバがあるので、全方位で顔からネットが離れるからです。
顔とネットが適度な距離を保てると、そこに空間が生まれます。
空間ができると、息苦しくないし、たとえ虫がネットに止まったとしても、顔には全然影響ないですよね。
虫が飛ぶ音は相変わらずうるさいですが、顔にまとわりつかないだけで、相当快適になりますよ。
また天気が崩れる確率がほぼなくて、日帰り山行であれば、麦わら帽子と組み合わせると最高です。
麦わら帽子は普通のハットに比べてツバが大きいし、通気性や風通しもいいので、夏には特におすすめです。
麦わら帽子って、実は登山でかぶっている人は意外といません。
見た目で他の人と差をつけたいなら、麦わら帽子はいいですよ。
虫除けスプレーや蚊取り線香では効果が期待できない
山の虫対策として、虫除けスプレーや蚊取り線香の利用が考えられますが、あまりおすすめはできません。
というより、あまり意味がないからです。
オートキャンプなどのシーンで、虫除けスプレーをかけたり、蚊取り線香を焚くというのは、一定の効果があると思います。
実際、私もオートキャンプをやる時は、そうしています。
でも、登山では大量の汗をかくので、せっかく虫除けスプレーをかけても、汗で流れてしまいます。
では蚊取り線香はどうでしょう?
蚊取り線香の中には、容器にカラビナのようなフックがついたタイプのものがあります。
山菜採りなど同じ場所で作業をする場合には、周辺に煙が漂うので、虫除けとして一定の効果があるかもしれません。
でも、登山は歩き続けるスポーツなので、いくら蚊取り線香の煙を焚いても、自分の体の周りには煙が漂うことはありませんので、あまり意味がありません。
しかも狭い登山道の場合、周りの登山者に煙が行ったり灰が飛んでしまって、迷惑をかけることだってあるかもしれません。
なので、登山をする時には、虫除けスプレーや蚊取り線香を使うのは、おすすめしません。
日焼け防止、熱射病予防にも効果あり
虫除けネットは、虫除け対策にとてもおすすめですという話をしましたが、これに付随する効果も実はあります。
ひとつは、日焼け防止の効果がある、ということです。
虫除けネットは黒い素材でできているので、黒い日傘をさしているのと似たような感じになります。
なので、日焼け防止のために被るという使い方もできます。
もうひとつは、熱射病予防になる、ということです。
帽子を被ることで直射日光を遮ることができ、熱射病対策になりますが、帽子の上からさらに虫除けネットを被ると、よりその効果が期待できます。
ネットには細かい穴はあいていますが、上から被ると結構日陰ができます。
また細かい穴があいているので、通気性がよく、タオルなどを巻くよりも涼しく感じますよ。
このように、虫がいないときでも活躍の場はかなりありますので、登山の際には虫除けネットを携帯することをかなりおすすめします。
サイズも手のひらに乗るくらいコンパクトですしね。
まとめ
いかがでしたか?
登山での虫除け対策には、虫除けネットがおすすめだというお話を紹介しました。
虫除けネットは帽子の上から被りましょう。
帽子はできれば、ツバが大きいハットがいいです。
ハットの上から被ると、ツバのおかげで顔とネットの間に空間ができるので、息苦しくありません。
それにネットに虫が止まっても、刺される心配もありませんので、安心して登山を楽しめます。
また虫除けネットは、黒いネットなので、日焼け防止や熱射病予防にも有効です。
虫がいない場合でも活躍の場は多いので、登山に行く際は、常に携帯しておくと便利です。
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