登山は歩くスポーツである以上、足に身につける装備はとても重要になります。
普通のウォーキングと違い、重い荷物を背負って、何時間もの間歩くことになりますので、
誰でも分かるかと思います。
登山靴を選ぶのは結構みんな慎重になりますが、靴下ってどうですか?
意外と何となく買っていませんか?
この記事では、百名山を80座ほど登った私が、長年愛用している登山用の靴下について、解説しています。
登山で履く靴下は何でもいいの?
登山を始めるにあたって、
①ザック(リュックサック)、②登山靴、③レインウェアは
三種の神器といわれるくらい、基本となる装備になります。
いくつも試着をして、あなたはやっとの思いで登山靴を買いました。
ほっとしてしまい、そこで満足はしていませんか?
靴下は、靴売り場の横に並んでいたものを何となく買っていませんか?
店員さんに勧められたものを、そのまま買っていませんか?
長い距離を少しでも長い時間快適に歩くためには、
登山靴と同じく、靴下もちゃんとしたものを選んだほうがいいです。
足にトラブルが起きると、間違いなく、山旅の楽しみが半減しますから。
最初はスポーツ用の厚めの靴下を履いていました
登山を始める時に、最初の登山靴として、私はコロンビアのミドルカットタイプのもの買いました。
私は三種の神器の1つを購入したことに満足して、
その靴と一緒に履く靴下のことは何も考えていませんでした。
後でスポーツ用品店で、適当に一般的なスポーツ用の靴下を購入し、しばらく使用していました。
山に登っていると、大量の汗で靴の中が蒸れます。
靴下の生地が薄いせいか、靴と干渉して足首周りが痛くてたまりませんでした。
そこで、次はモンベルの登山用の靴下を買って試してみました。
メリノウールの生地が汗をよく吸ってくれるし、そのまま外にも逃してくれるので、
機能的には結構満足していました。
ですが、すぐに指先に穴が開いてしまい、使用を断念😵
耐久性に問題ありでした。
スマートウールとの出会い
なんやかんやで靴下の悩みを抱えているうちに、山に登ることにもだいぶ慣れ、
登山靴を買い換える時期になっていました。
2足目は、ゴローのS8(エスハチ)を購入しました。
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登山靴を選ぶ際のポイント、私がゴローのS8を選んで良かった点を解説しています。
片足だけで1.2キロもの重量がある、ゴリゴリの革製の登山靴です。
ゴローの靴はセミオーダーですので、丁寧に採寸をしてくれます。
サンプル品の靴で大体のサイズを合わせるのですが、
その時に試着用として履かせてもらったのが、スマートウールの靴下でした。
下の写真は、現在も使用しているスマートウールのマウンテニアリングです。
ゴローで履かせてもらったものと同じタイプのものです。
登山用品店には、スマートウールの靴下として、次の3種類が置いてあることが多いです。
・ハイキング
・トレッキング
・マウンテニアリング
下に行くほど、生地が分厚くなり、ふっくらとした履き心地になります。
ゴローのS8は重いし、硬いので、マウンテニアリングを勧められました。
ミドルカットタイプの登山靴を履いている人であれば、基本的にマウンテニアリングがおすすめです。
理由は次のとおりです。
・耐久性がものすごい!
・通気性がバツグン!
・起毛した内側の生地の感触がたまらない!
まず耐久性についてですが、
もうかれこれ5年は愛用していますが、一度も破れたことはありません。
もちろん、少しずつ、生地が薄くはなってきますが。
一足3000円くらいはしますので、少しでも長く使えた方がいいに決まってますが、
何より長時間歩くことになる登山だけに、耐久性が優れている点は、ポイントが高いですよ(^-^)/
下の写真を見てください。
コレは靴下の裏側です。
どうですか?
メチャメチャふかふかに起毛しているので、実際、通気性に優れていますし、履いた感触がたまらなく気持ちがいいんですよぉ〜😊
ただ、こんなにも生地が分厚いので、
夏に履くと暑いんじゃないの?
と思うかもしれませんが、心配はいりませんよ。
ふかふかな生地のおかげか、
靴下が吸収した汗と足とが触れ合う面積がとても小さいので、全く蒸れません。
足の不快感って、暑さより蒸れの方が断然影響しますから。
まとめ
登山において、三種の神器のひとつとなる登山靴は真剣に選ぶと思いますが、
靴下って、結構適当に選んでいる人が多いのではないでしょうか。
靴下をちょっといいものにするだけで、足元の快適性は格段に向上します!
私の場合は、スマートウールのマウンテニアリングがそうでした。
足は蒸れないし、履き心地が気持ちいいし、耐久性も抜群にいいです。
登山にはピッタリですよね。
試着ができるお店もありますので、ぜひ一度お試しください。
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